50MHz ミキサー

3代目の ミキサー です

2000年5月に製作し、2008年6月迄に3度マイナーチェンジしました。

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各段の動作説明


  1. 最前段増幅器(2SK241)について
  2. ミキサー(CA3026)回路について
  3. 複同調回路の後段バッファー(2SK241パラ接続)について
  4. 終段増幅器(2SC1426)回路について
  5. ALCの必要性について
  6. ALC回路の動作について

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簡易スペクトルアナライザーで観測した、Audio 2Tone入力 105mW出力時の波形です
(2.5KHz以下と20KHz以上の波形は測定器のスプリアス信号ですので無視してください)


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複同調回路の調整について


 複同調回路の調整は、最初にきっちり作ってしまうとどうにもならないことになりますが、調整し易いように作り、要領が解ってくると、アマチュア的で結構面白いものです。
私がこのユニット製作時に行った方法はほぼ次の通りです。


  1. 2つの同調回路をM結合しないように離しておいて、先ず1次側の同調回路を共振させ、次に1PF程度のCを4つ5つ直列にしたもので2次側にルーズカップルして2次側を共振させます、ここで複同調回路の帯域特性を調べてみると、臨界結合点に達しているか、未到達か判ります。
  2. 疎結合のときは直列のCを1個づつ減らしていくとよい所へ来ます。過結合の時は逆にします。
  3. 意図した帯域の曲線を得るには、少々マニュアックな作業も必要になることがあります。
  4. スイープゼネレーターがあれば素早く出来るでしょうが、局発の周波数を上下すればよいのでその必要はありません。

  5. 出来上ったコイルはアラルダイトで固めて基盤に糊付けしていますが、安定で経時変化はありません。

  6. コイルはシールドケース入り IFT を利用すると、周囲の影響を受けず調整し易いと思います。

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使用した測定器


Audio 2トーンゼネレーター 自作
9MHz 2トーンゼネレーター  自作
VHF可変減衰器         ヒューレットパッカード
P−P検波器            自作
テスター 1           ソアー社 3120 DIGITAL MULTIMETER
テスター 2           三和電気 C-505(50Kohm/V)
トランシーバーの受信部      自作
Demodulator      自作
パソコン             富士通 NB14B
AD−DAコンバーター      IO-DATA社 DAVOX及びソフトウェア(Sound it)



参考にした文献


      山 村 英 穂 著  トロイダル・コア活用百科  CQ出版社刊

      トランジスタ技術SPECIAL No.17
                特集 OPアンプによる回路設計入門


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